導入事例

「いますぐ法務メンバーが必要!」そんなニーズにも即対応できる法務外注サービス

法務クラウド事例
会社名株式会社GOAL-B
業種企業・個人向けコーチング事業
従業員数-
都道府県東京都
お話しをお伺いしたご担当者様
部署-
役職バックオフィス責任者
担当者名荻野 千波

株式会社GOAL-B(東京都港区)は、キャリアコーチングや人材研修、転職支援サービスを手掛けている。業務の急拡大に伴って、それまで総務部門で一手に引き受けていた法務業務が逼迫してきた。
そんななか、Authense法律事務所の法務外注サービス「ALS」を知り導入。弁護士資格を持つスタッフを社内で活用することで、バックオフィスの業務負担を軽減した。
ALS導入の背景や効果について、株式会社GOAL-Bのバックオフィスを全体統括している荻野千波氏に話を聞いた。

サービス導入の背景

GOAL-BさんがALSを導入される前には、どのような課題を感じていらっしゃったのですか?

GOAL-B荻野さん(以下、荻野氏): おかげさまで弊社は、5期目に入ってから急速に規模が拡大してきました。これまでバックオフィスは経理や法務といった専任がいない状態で、総務部門がすべて担当していたんです。弊社は2019年創業のいわゆるベンチャーなのですが、経理から法務まで、総務のメンバー数人であらゆることに対処していました。特に法務に関しては、その都度、相談し合いながら乗り切ってきた状況でした。
5期目の後半からサービスや売上が急拡大したなかで、バックオフィスの機能も経理は経理、法務は法務といったように独立させたいと考えるようになりました。
同時に、社内のメンバー間での法的リテラシーも向上してきたこともあり、法務に関する問い合わせも急増していました。
メンバーからの相談件数が増えてくる中で、契約書を作成したり添削したり、あるいは法的なジャッジを下さなければならない場面も増えてきて、リソース、知識ともに不足している状況でした。
法務メンバーが新たに欲しいと思うようになったものの、扱う情報は機密性の高いものですし、弁護士資格を持っている方にお願いしたいと思って調べたところ、Authense法律事務所のALSにたどり着いた、という経緯です。

ありがとうございます。社内で増えてきた相談というのは、契約書作成やリーガルチェックなどですか?

荻野氏: そうですね。幅広くニーズは高まっていたのですが、契約書の修正の業務が増えました。弊社は転職支援サービスや組織コーチングなどBtoBサービスも展開しており、定期的に新規契約をいただいています。その際に、軽微な変更やお客様のご要望に合わせた修正を行う、といったケースですね。

法務の専門家はいらっしゃらない中、皆さんでなんとかやりくりしてこられたんですね。

荻野氏: おっしゃる通りです。一時期は、結構てんてこ舞いでやっておりました(笑)。

一番大変だったところはどの辺りでしたか?

荻野氏: おそらく弁護士の方にとっては軽微な作業・判断だとは思うのですが、ちょっとした修正や判断の部分ですね。専門資格がない担当としては、こう判断してしまってよいのか? と悩んでしまうことがあります。それが積み重なると、心理的負荷も大きくなっていきます。
課題が見つかった、あるいは新しいことをやりたいとなれば、事業部メンバーからの話を受けて、サービス目線や運用観点でどうするべきかという判断も加えたうえで、外部の顧問弁護士の先生に見解を求めるということはできるのですが、定常的に発生するリーガルチェックにおける判断や、その判断に悩んでいる時間を省きたい、そういう部分がありました。

ありがとうございます。ALSを導入していただく前、弁護士の外注サービス以外にどのような選択肢を検討されましたか? 法務部員を正規に採用するといったことはお考えになりましたか?

荻野氏: 採用は考えていませんでした。弊社は契約形態にかかわらず、会社に所属するすべての人を「メンバー」と呼んでいるのですが、メンバー加入にはカルチャーマッチを大事にしています。特に法務は取り扱う情報も機密性が高いので、メンバーとして採用するにあたっては慎重に進めたいと考えていました。そうなると、どうしても採用に中長期的な時間がかかってしまいます。
また、お願いするなら弁護士資格のある方にとも思っていたのですが、当然高いコストがかかります。それだけの人件費をかけたうえで、一人月分の法務業務があるかというと、そこまでではないという側面もありました。
そんななか、AuthenseさんのALSでは、短期でもいい、弁護士資格のある方にお願いできるとのことで、ぴったりだなと思いました。

ALSはどうやってお知りになったのですか?

荻野氏: インターネットで検索して見つけました。当初は弁護士の方の外注サービスという存在自体を知りませんので、弁護士を探すつもりで、弊社のある「港区+弁護士」といったキーワードで検索したと思います。

ALSのホームページをご覧になって、弁護士の外注サービスという存在をお知りになりました。その後、他事務所の同様のサービスについて調べたり、ご検討されたりはされましたか?

荻野氏: しませんでした。はやくサービスを導入したいという状態でしたので、すぐにご相談のアポイントを入れて契約させていただきました。
別の側面として、弊社がお取引のある企業でALSを導入されていて、導入事例として掲載されていました。そちらを拝見して「大丈夫そうだな」と思ったというのもあります。

導入前の不安などはありましたでしょうか?

荻野氏: いえ、特にありませんでした。

ありがとうございます。ALSをご契約いただいてGOAL-Bさんには弊所から水谷友輔弁護士がお手伝いさせていただきました。具体的にはどのような内容、作業をご依頼いただいたのですか?

荻野氏: 契約書まわりの業務が多かった印象です。toBの契約書が変更されたときの修正、先方ひな型の際のリーガルチェックなどは全面的にお任せしていました。
他には、一度締結した内容の変更にあたり覚書を作りたいといったこともありました。新しく立ち上げたサービスもあり、新たに契約書を作りながら進めたいといったタイミングでもありましたので。
また、現場の事業部メンバーは、全員が法律の知識に明るいわけではありません。ちょっとした質問をしたり相談に乗っていただいたりしました。
「書類は税込みよりも税抜き表記のほうがいいんですかね?」「でも、税抜き表記にすると端数が出てしまうのですが、どうしたらいいでしょう?」といった相談にも気軽にお答えいただきました。

外部の顧問弁護士ではなく、近くに弁護士がいる、社内にいるというのはやはりやりやすいとお感じになられましたか?

荻野氏: それはあります。法務を担当していた私を通さずに、友輔さん(※水谷弁護士のこと)が現場の事業部のメンバーとやり取りしてくれるので、本当にそこはありがたいですね。
SlackのメンションやメールのCCは私も入れてくれるので、相談内容はもちろん把握できますし、法的な判断については友輔さんを信頼していますので、どんどん進めていただけました。大変ありがたかったです。

社内に弁護士がいると、スピード感が違いますよね。

荻野氏: おっしゃるとおりですね。多少、重い相談でも翌日には回答を作ってくださったり、なにより直接、メンバーとすり合わせなどもしてくださるので、スピード感が段違いです。

導入したサービスの感想とその効果

ALSをご導入いただいて、効果を感じた点はどのあたりですか?

荻野氏: まず、現場の事業部メンバーがかなり満足しています。弁護士資格をお持ちの方から、直接、法的な見解をお伺いできる。相談しても丁寧に教えていただける。早いし分かりやすいと、大絶賛でした。
弊社の都合で、(2024年の)6月までで一度契約が終了してしまうのですが、事業部メンバーが悲しんでいます。私自身も心苦しい、続けたいのですが「ごめん!」って(笑)。
法務部門の拡大に伴いまた機会が来ましたら、ぜひ検討したいと思っています。

ありがとうございます。具体的に、水谷弁護士のどのあたりが良かったという点はありますか?

荻野氏: 特に、個人的に見ていて良かったと思うのは、私がこれまで接してきた弁護士の先生の中では、修正の方向性をズバリおっしゃってくださるというより、社内に判断を委ねるコメントをいただくケースもありました。そうなると、こちらは具体的にどうすればよいのか判断に迷うということがありました。

友輔さんは、具体的に修正をしてくれるだけではなく、なぜこうなるのかといった解説やメンバーへのメッセージなども寄せてくださり、問題が解決するだけではなく社内の理解も促進してくださいました。ビジネスジャッジが必要な場合も、判断ポイントを示してくれるため、さすがのクオリティだなと感謝しています。

皆さんと水谷のコミュニケーションは、どのように取られたのですか?

荻野氏: 主にチャットはSlack、音声通話はハドルミーティング、ビデオ会議はZoomかGoogle Meetですね。友輔さんには弊社のメールアドレスをお渡ししていたので、スケジュール管理はGoogleカレンダーを使っていました。
テキストコミュニケーションはすべてSlackで進めました。Slackでは、スタンプでもすぐに反応していただいたので、友輔さんに見ていただいたのか、意図は伝わったのか、進行中なのか、完了したのかなどがわかるのもありがたかったですね。
友輔さんには本当によくしていただきました。

弊社に入っていただく前に、弊社のカルチャーを解説する動画なども見ていただき、積極的にカルチャーを吸収してくださいました。業務を進めてくれるだけではなく、メンバーのひとりとして積極的に関与してくださって本当に感謝しています。
契約終了前には、次の顧問弁護士の先生への引き継ぎにおいても詳細まで丁寧に共有してくださっていました。一度、ここでALSは契約が終わってしまうのですが、また必要になった際にはまた友輔さんに来ていただきたいと思っています。

導入サービスのおすすめポイント

水谷も喜びます(笑)。最後に、GOAL-Bさんと同様に、法務業務に悩んでいる企業様に向けて、ALSのおすすめポイントを教えてください。

荻野氏: いろいろあると思うのですが、やはり助かったのは「すぐに弁護士資格のある方に入っていただける」という点です。
今月中に欠員を埋めたいとしても、通常の採用では数ヶ月かかってしまいます。ALSの場合は、ご相談に伺って契約をしたら、すぐに入っていただけて本当にありがたかったです。
顧問弁護士と契約するとなっても、何年もお付き合いするならこの方でいいのか? 顧問料は適切なのか? など、検討しなければいけませんし。

ALSの場合は「お試しでもいい」「短期でも大丈夫」と言ってくださったのも感謝しています。今回は短期でお願いしましたが、そう言ってくださったからこそ、また機会があれば次は長く活用させていただきたいと感じました。
友輔さんにサポートしていただいたおかげで事業部の満足度もかなり高く、間接的に弊社のお客様に対しても正確に品質の高い業務を提供することができました。
弊社のサービス向上にも寄与していただいたと感謝しています。

ありがとうございます。ぜひまたお困りの際はご相談ください。

記事を監修した弁護士
Authense法律事務所
弁護士 
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