解決事例

夫の浮気と暴力で別居、希望の条件で離婚したい。

  • ご相談者
  • 年齢:40代
  • 性別:女性
  • 婚姻期間:20年以上
  • 子ども:あり
不倫に関する慰謝料請求プラン

ご相談までの経緯・背景

Aさん一家は、夫の仕事の都合により海外で生活していました。しかし、夫は、結婚当初から別の女性との不貞行為(不倫・浮気)を繰り返し、時にはAさんに暴力をふるうなど、実質的に夫婦関係は破たんしていました。

Aさんは子どもたちを連れて帰国し、そのまま夫とは別居することになりました。その後、Aさんと夫は、離婚について話し合いを始めましたが、なかなか双方が納得するような条件で合意できず、そのまま月日が経ってしまいました。

解決までの流れ

Aさんは、だらだらと続く婚姻関係を断ち切りたいと決意を固め、ご相談にいらっしゃいました。

Aさんと夫との間には、子どもが二人いましたが、一人はすでに成人しているため、Aさんは未成年であるもう一人の子どもの親権を希望していました。また、子どもたちの教育費は、収入のある夫に支払ってもらいたいと考えていました。

さらに、夫の不貞行為(不倫・浮気)や暴力行為についての慰謝料も請求したいと希望していました。

弁護士は、夫の財産調査を行い、Aさんの希望に沿う提案をしました。また、離婚に伴う条件を確保するために、公正証書を作成しました。

結果・解決ポイント

交渉の結果、Aさんが未成年の子どもの親権は持つこと、夫が子どもたちの教育費を負担すること、また慰謝料として400万円を支払うことでなど、Aさんが希望した条件での離婚が成立しました。

離婚に伴い公正証書を作成することには、将来相手が離婚条項に定められた債務の支払いを怠った時に、公正証書をもとに債権の回収を有利に進めることができるという大きなメリットがあります。

支払いが長期にわたる項目を離婚で定める際、相手にきちんと払ってもらえるか不安な方には、ぜひ公正証書を作成することをお勧めします。

担当弁護士
Authense法律事務所
弁護士 
(神奈川県弁護士会)
同志社大学商学部卒業、創価大学法科大学院法学研究科修了。離婚・男女問題、相続問題などの家事事件を中心に、交通事故や刑事事件など、身近な法律問題を数多く取り扱う。家事案件をライフワークとして、役所での女性のための相談室の法律相談員や弁護士会での子ども人権相談の相談員、相続セミナーなどにも積極的に取り組む。
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