解決事例

お互いに慰謝料の請求はしないという和解。

  • ご相談者
  • 年齢:40代
  • 性別:男性
  • 婚姻期間:18年
  • 子ども:2人
離婚交渉プラン

ご相談までの経緯・背景

Aさんは、最近、妻の化粧や服装が変わったことや、友人と食事に行くと出かけることが多くなったことから妻が浮気しているのではと疑うようになりました。

しかしこれ以上、妻を疑いながら生活するのはつらいと思い、Aさんは思い切って探偵会社に妻の行動調査を依頼しました。

調査の結果、Aさんの妻は既婚者である男性Bと不倫をしていることが明らかになりました。

Aさんが妻を問い詰めると、不倫相手Bから言葉巧みに誘われ、それだけにとどまらず、Bが仕事で取り扱う商品を契約するよう勧誘もされていた事実が明らかになりました。

これを知ったAさんは、不倫相手Bに対して慰謝料を請求したいと考え、ご相談にいらっしゃいました。

解決までの流れ

不倫相手Bは、Aさんの妻に対して不倫の証拠を隠滅させようとしたり、Aさんの妻から積極的に誘ってきたなどと全面的に争う構えでした。

弁護士は、Aさんの妻と不倫相手Bのメール履歴や、Aさんの妻の手帳などを入念に調査し、事実を一つ一つ確実に証明していきました。

不倫相手Bの形成が不利になってきたころ、今度は”不倫相手Bの妻”からAさんの妻に対し、慰謝料が請求されました。
しかもそれは、Aさんが不倫相手Bに請求しているものよりも高額な慰謝料額でした。

Aさんの妻も、不倫相手Bからの誘いに応じたとはいえ、不倫をしてしまったのですから、”不倫相手Bの妻”に対して慰謝料を支払う義務があります。

Aさんは離婚を望んでいませんでしたので、法律上、Aさんには支払義務がないとはいえ、離婚をしない以上、事実上生活を共にするAさんにも金銭的な影響があることになってしまいます。
弁護士は、相手方代理人と慎重に話し合いを進めました。

結果・解決ポイント

話し合いの中で、不倫相手Bの夫婦も離婚は望んでいないことが明らかとなったことから、Aさんも、”不倫相手Bの妻”も、お互いに慰謝料の請求はせず、今後一切接触しない、という内容での和解を成立させました。

担当弁護士
Authense法律事務所
弁護士 
(第二東京弁護士会)
創価大学法学部卒業、創価大学法科大学院法務研究科修了。離婚問題、遺産相続などの家事事件を中心に、個人からの依頼案件を数多く担当。これまで解決に携わった案件数は500件を超える。
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