解決事例

時効消滅後、不倫相手への慰謝料請求。

  • ご相談者
  • 年齢:40代
  • 性別:男性
  • 子ども:2人
不倫の慰謝料請求

ご相談までの経緯・背景

Aさんは、妻の様子を不審に思い、探偵会社に行動調査を依頼したところ、妻の不倫が発覚しました。

Aさんは、妻に不倫の事実を問いただすと、激しい口論となってしまいました。そして、夫婦関係が修復されないまま、Aさんの単身赴任をきっかけに、別居することになりました。

はじめは復縁を期待していたAさんでしたが、別居から3年が経ち、復縁への気持ちも薄れてしまったため、離婚することを決心しました。

解決までの流れ

Aさんは、妻の不倫が発覚した当時、まだ妻との復縁を期待していたため、不倫相手Bに慰謝料を請求しませんでした。

そこで今回、離婚をするにあたり、妻の不倫相手Bに慰謝料を請求したいと考え、ご相談にいらっしゃいました。

しかし、慰謝料請求権は3年で時効にかかってしまいます。
Aさんは、3年前に浮気の事実を知っていたため、もはや慰謝料請求をすることができない事案でした。

弁護士は、慰謝料請求権が既に時効にかかっていることをAさんに説明した上で、妻の不倫相手Bに慰謝料を請求しました。

不倫相手Bは、Aさんの妻が既婚者であることを知らなかったなどと言い訳し、慰謝料の支払いを拒否していましたが、弁護士が交渉を続けるうちに、「解決方法によっては慰謝料の支払いに応じる」と態度をやわらげていきました。

結果・解決ポイント

交渉の結果、不倫相手BはAさんに、慰謝料として75万円を支払うこと、今後Aさんの妻と接触した場合には100万円を支払うこと、第三者への口外を禁止することなどが約束されました。

慰謝料は、時効にかかってしまうと請求できなくなるのが原則です。ですから、慰謝料を請求したいという気持ちが少しでもあるならば、できるだけ早く弁護士に相談するなどの準備が必要です。
しかし今回のように、万が一、時効にかかってしまっていても交渉次第で解決できる可能性もありますので、弁護士に一度ご相談にいらしてください。

担当弁護士
Authense法律事務所
弁護士 
(第二東京弁護士会)
京都大学総合人間学部卒業、立教大学大学院法務研究科修了。一般民事(主に離婚事件)に関する解決実績を数多く有する。また、企業法務についても幅広い業務実績を持つ。
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