適切な治療費と慰謝料を請求
- ご相談者
- 年齢:60代
- 性別:女性
- 職業:会社員
- 過失割合:10:0
相談までの経緯・背景
Aさんは自転車で信号がない丁字交差点を走行中、当時高校生であったBさんが運転する自転車が突然右折してきました。その結果、Aさんの自転車とBさんの自転車が衝突し、Aさんは救急車で搬送されました。
この事故でAさんは大腿骨にひびが入ってしまい、入院を余儀なくされました。
Aさんは退院後、接骨院などを利用してリハビリに励んだ結果、大腿骨の骨折は完治しました。一方で、後遺症として全身の痛みや痺れを覚えましたが、保険会社によれば後遺障害認定は難しいといわれました。損害賠償額に納得がいかなかったAさんは、適正な賠償額を支払ってもらうためにはどうしたらよいのか対応に困り、相談にいらっしゃいました。
解決までの流れ
Aさんは、この事故で気が滅入ってしまい、普段どおりの生活を行うことができませんでした。しかし、事故との関係性を証明することができず、それに見合った賠償額を提示することは困難でした。
そこで、弁護士は、事故証明書や診療報酬の明細書などを証拠として、Aさんの通院期間を明確に示した上で、適切な治療費と慰謝料を求めることにしました。
一方で、事故当時から既に5年近くが経過しており、Aさんは事件の早期解決を望んでいました。早期解決を成功させるためには、相手方弁護士との粘り強い交渉が必要となります。弁護士は、相手方弁護士との交渉を通じて、できる限りAさんが納得する金額を求めることにしました。
結果・解決ポイント
弁護士の交渉が実り、相手方弁護士との間で、Bさんらが既払金を除いて330万円を支払うことで和解が成立しました。これは、Aさんが負った後遺症を加味した適切な賠償額でした。
担当弁護士
Authense法律事務所記事監修チーム
Authense法律事務所の弁護士が監修、法律問題や事例についてわかりやすく解説しています。Authense法律事務所は、「すべての依頼者に最良のサービスを」をミッションとして、ご依頼者の期待を超える弁護士サービスを追求いたします。どうぞお気軽にご相談ください。
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