慰謝料と逸失利益の合計、約200%の増額に成功
- ご相談者
- 年齢:60代
- 性別:男性
- 職業:パート
- 後遺障害等級:12級 6号
- 過失割合:10:0
相談までの経緯・背景
Aさん(60代)は、勤務中に駐車場で乗用車に追突されてしまいました。この事故により、Aさんは救急搬送され、左腕骨折・頭部打撲などの怪我を負いました。
Aさんは、1年半以上に及ぶ治療を受けましたが、大変残念なことに左腕の動く範囲が狭くなるという症状が残ってしまいました。そこで、この後遺症について後遺障害の等級認定申請を行ったところ、後遺障害等級12級6号(1上肢の3大関節中の1関節の機能に障害を残すもの)と認定されました。
その後、加害者側の保険会社から、慰謝料などの賠償額が提示されました。その額は、約332万円でした。
Aさんは、この金額が賠償額として適正なものかどうかわからず、当事務所に相談にいらっしゃいました。
解決までの流れ
当事務所の弁護士が、賠償額について入念に検討したところ、提示された賠償額のうち、特に後遺症に関する提示額が、裁判をした場合に認められるであろう額(裁判所基準)よりも低いことが明らかとなりました。弁護士は、提示された賠償額が裁判所基準よりも低額であることと、弁護士が間に入って保険会社と交渉することによって増額できる見込みがあるということをAさんに伝え、Aさんからご依頼をいただきました。
弁護士は、交渉の際、特にAさんが左利きであることに着目し、「利き腕である左腕に後遺症が残ることいかに重大であるか」ということを強調して、交渉を進めていきました。
結果・解決ポイント
その結果、賠償額の増額に成功し、当初の保険会社からの提示額より約350万円高い約682万円という額での示談が成立しました。
担当弁護士
Authense法律事務所記事監修チーム
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