死亡事故について
ご家族が死亡事故に遭われた場合、被害者の損害は、相続人が請求することになります。ご家族が、突然の交通事故で、お亡くなりになられた場合、家族の悲痛は計り知れません。
また、葬儀や、死後の対応に追われてしまわれることが多いかと思います。死亡事故の場合は、保険会社もそのようなことに配慮して、通常は49日が終了した頃に、示談の話を始めることが多いようです。
また下記に説明する死亡による「慰謝料」・「逸失利益」は非常に高額となるため、保険会社はとにかく減額しようと考えています。保険会社から呈示された金額で示談する前に必ず、交通事故の損害賠償に詳しい弁護士に相談することをお勧めします。
交通死亡事故の死亡慰謝料相場
交通死亡事故の死亡慰謝料の相場は、以下のとおりです。
・自賠責保険:2,500万円
・任意保険:5,000万円
自賠責保険に入っていれば、死亡事故では2,500万円を上限として払われます。全ての自動車の保有者は強制的に加入させられます。
また、自動車保険には強制保険の他に任意保険があります。任意保険には、強制保険で賄いきれない金額を補填する役割もあります。死亡事故では5,000万円の請求が普通ですが、強制保険では2,500万円までしか払われないので任意保険の役割が大きいです。