公開 2024.11.07 更新 2024.12.09Professional Voice

マネージャーとして当たり前のレベルを高くする
小林 翼弁護士が描く、次の「日本一」

インタビュー

Authenseの柱の1つとも言える建物明渡分野のマネージャーを務める小林翼弁護士。「当たり前のレベルを高くする」ことを信条とし、就任以降の取り扱い件数を3倍以上の規模に拡大してきた。

建物明渡の件数は間違いなく日本一、と自信を持つ小林弁護士は次のビジョンをどう描いているのだろうか。

目次
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支店で幅広い経験を積んだ新人時代

先生が弁護士を志したきっかけを教えてください。

元々検察官に興味があって司法試験を受験したのですが、司法修習の過程で弁護士の方が自分に合っていると感じたからです。

ロースクール生時代にAuthenseでアルバイトをしていて、合格した段階で誘ってもらった縁もありました。

入所後はどのような業務に取り組まれてきましたか?

当事務所の場合、通常は建物明渡から経験を重ねるのですが、自分はまず支店に配属されて、刑事事件、交通事故、離婚、相続などの個人法務を3、4年経験しました。離婚と相続が圧倒的に多かったですね。建物明渡もやってはいました。

また、当事務所では建物明渡に限っては、期日の日に空いている弁護士が法廷に立つ事となっていて、横浜支店にいたときは、かなりの件数の出廷を経験しました。

実務をされてみて、弁護士になる前とのギャップはありましたか?

紛争案件を見ていて、お互いのコミュニケーションエラーの積み重ねでここまで至ってしまったんだろうな・・と思うようになりました。

働き始めた時は、紛争当事者どちらの気持ちもすごいわかるな、と感じて相手方を含めて関係者との調整がしんどいと思う時もありましたね。

インタビュー_小林 翼

建物明渡のマネージャーとして、当たり前のレベルを高くする

建物明渡のマネージャーはいつ頃から担われているのでしょうか?

2020年の7月頃からです。

支店から六本木の本店に戻ってきた2019年から建物明渡を担当することも増えてきました。建物明渡をやってみたら自分に適性があったんですよね。

マネジメント業務をされていて気をつけている点はありますか?

最初の頃は、自分自身で多く案件を経験することを心がけました。量が質を作ると言いますよね。件数を重ねると、改善するべき点が見えてきました。

改善を重ねていく中でずっと意識していたのが、「当たり前のレベルを高くすること」です。学生時代は呼吸するように勉強し、1日10時間以上勉強することも当たり前でした。

野球もやっていたことがあるのですが、高いレベルでやっている人たちは当たり前のレベルが高いのです。

このような経験をもとに、自分たちも当たり前のレベルが自然と上がっていく形を常に目指していました。

時間を重ねる中でマネージャーとしての役割も変化されていきましたか?

3年目以降は保証会社の方との関係を意識するようになりました。

私たちが依頼を受けるのは部屋を貸している家主の方なんですが、保証会社が実質的なクライアントになります。

保証会社の方が建物明渡訴訟についての理解を深めていただけると、コミュニケーションが円滑になっていきます。

何かあれば自分の携帯にどんどん連絡をいただけるような関係になっていますね。

建物明渡の件数は増えてきているのでしょうか。

事務所としては間違いなく増えています。マネージャーに就任した2020年と比べると、今は3倍超のご相談が発生しています。

私たちのシェアが伸びている事に加えて、保証会社の保証件数も増えているようです。

事務所内で建物明渡はどのような位置付けになっていますか?

事務所でもかなりの割合を占めている売上の柱のひとつです。

また、Auhtenseは建物明渡の件数が多い、と業界内でも認識されていると思います。事務員も含めて人数を抱え、フローを整備しているからこそ、これだけの件数を担えます。

インタビュー_小林 翼

身近な人たちから「依頼したい」と思ってもらえる事務所に

今後のビジョンを伺ってもよろしいでしょうか?

建物明渡の件数は間違いなく日本一の事務所だと自負しています。他の分野でも柱を育てていきたいですね。自分の親族や仲のいい人を紹介したいと思えるクオリティのサービスをどの分野でも提供することが理想です。

特にどのような分野に注力されたいですか?

事務所としては企業法務を次の柱に、と考えていますので、最近は、顧問弁護士としての業務なども多いです。他には、最近は高橋と共に誹謗中傷案件にも注力しています。

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また、Authenseグループのユニバーサルスポーツジャパンというプロアスリートのエージェント会社にも関与しています。

ここはまだまだ改善の余地がある世界だと感じています。

現役の野球選手で代理人をつけている方は、20人ぐらいしかいません。業界内に特殊なルールがあって、1人の弁護士が1人の選手の代理人しかできないのです。

一方でアメリカなどでは、複数の有名選手の代理人を担う有能な方がいます。国内でも、もっと代理人が活用されるようになってほしいですね。

ユニバーサルスポーツジャパンでは、サッカー選手の代理人を進めていて、ノウハウが蓄積されはじめています。

選手と密にコミュニケーションを取って関係性を築いていくプロセスを経験できるのは、Authenseならではですね。

インタビュー_小林 翼

Professional Voice

Authense法律事務所
弁護士

小林 翼

(第二東京弁護士会)

早稲田大学法学部卒業、早稲田大学大学院法務研究科修了。数多くの建物明渡請求訴訟や不動産法務に取り組む。その他、相続(遺産分割・遺留分等)、離婚問題も得意とする。不動産関連の企業顧問の経験も活かし、不動産が絡む相続案件も取り扱っている。

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